2020年05月28日 18:25

True Data (トゥルーデータ) は、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける4月の購買データを発表。新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が発令された当月、外出自粛の影響が購買データにあらわれる結果となった。

全国ドラッグストアにおける4月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比0.8%増加。1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比3.9%増加し、1レシートあたりの購買金額は3.0%減少した。前年同月と比べて売上を伸ばした商品カテゴリのランキングでは、「ハンドソープ」が1位、続いて「ペーパーハンドタオル・用具」が2位となった。手洗いに関する商材が1位、2位を占めており、感染予防への意識の高まりが感じられる。「スパゲッティ」、「ソースミックス」、「インスタント袋麺」といった、簡単に調理できる食品が伸びており、ドラッグストアで食品も購入する傾向が高まっているようだ。

全国食品スーパーマーケットにおける4月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比13.0%増加。1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比4.0%減少したが、1レシートあたりの購買金額は17.7%増加した。1レシートあたりの購買金額が大幅に増加した背景には、自宅で食事をする回数が増えたことによる消費量の増加や、外出自粛の影響により、ひとつの店舗で必要な物をまとめて購入しようとする行動の変化があらわれていると考えられる。前年同月と比べて最も売上を伸ばした商品カテゴリは「マスク」となった。