2020年05月28日 16:20

貝印は、インド現地法人カイ マニュファクチュアリング インディアの主導で、インド仕様のピック付きツメキリ「KAI Tsumekiri」をデリー市内の学校や警察へ約5000個無償配布した。

貝印は、1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っている総合刃物メーカーだ。同社は2012年にカイ マニュファクチュアリング インディアを設立し、デリー首都圏にオフィス、工場の拠点を構えている。インド人のパンディア・ラジェシュさんがMDに就任し、現在では商品名に日本語をそのまま当て込んだ「KAI Tsumekiri」「KAI Hocho」「KAI Kamisori」の3種類を主力商品として展開している。「KAI Tsumekiri」は、インド仕様のツメキリで、食事の時に手を使うため、爪の間の汚れを取ることができるピックが付いている。

同社は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、衛生面から人々に1人1個のMyツメキリを持ってもらい、ツメを短く清潔に保つことを推奨している。インドでは食事を手で食べる文化が残っていながら、いまだにナイフなどでツメを切る人も多く、「KAI Tsumekiri」は特に注目されている。今回の取り組みでは、デリー市内で警察へ20個、学校へ合計5000個のツメキリを配布し、SNSやポスターを通じてツメキリを使ってツメを短く清潔に保つことの大切さを呼び掛けた。

貝印