2020年05月27日 17:19

高齢者のフレイルを早期発見するシステム(ASTERII)を開発したIT企業、コロンブスは、新型コロナウイルス感染予防対策に伴う外出自粛によって、運動量が減り、高齢者のフレイルの進行が懸念されるため、自宅でできる運動動画配信を4月21日(火)より開始する。

新型コロナウイルス感染予防対策で、自宅で過ごすことが多くなった。高齢者に関しては、フレイル予防の一環である予防教室や通いの場の中止、公民館の閉館などで運動を行う機会が減ってしまっている。フレイルとは、加齢と共に、心身の活力が低下し生活機能に問題がでてくる状態であり、要介護になる一歩手前の段階。動かないことにより生活動作が行いにくくなったりし、フレイルが進んでいく恐れも。

厚生労働省、全国の自治体ではこの高齢者へのフレイルへの対策に力を入れている。2週間の寝たきりにより失われる筋力量は、7年間に失われる量に相当していると言われており、このようなフレイルの予防対策として、同社では、作業療法士指導の運動メニューを動画で配信している。視聴はYouTubeより。

コロンブスは、IT企業として、フレイル予防事業や介護予防事業で活用できる、フレイル状態の高齢者を早期に発見するためのシステムを開発し、提供している。「健康で生きがいを持って暮らせる地域づくり」という開発コンセプトを、この度はフレイル予防運動の動画配信で形にした。