2020年05月25日 18:02

こゆ地域づくり推進機構が活動をコーディネートしている新富町地域おこし協力隊メンバーは、コロナ禍で売上激減に苦しむ飲食店や生産者を支援するサービスを5月20日よりスタートさせた。

これは、地域おこし協力隊として活動するカメラマンやデザイナーといったクリエイティブ分野のメンバーが実行するもので、第一弾としてコミュニティカフェ「こゆ野菜カフェ」(宮崎県児湯郡新富町富田1-21)のテイクアウトPRツールを制作。現在は新富町商工会や新富町役場と連携した支援企画も進行中だ。

今回の飲食店・生産者支援サービスは、新富町地域おこし協力隊で4月24日「こゆデザインスタジオ」を立ち上げた中山雄太さん(撮影)が中心となってスタートした。第一弾のPRツール制作には、同町の協力隊であるブランディングデザイナー・増田悠太朗さんが参加している。従来の地域おこし協力隊制度では、地域のニーズと協力隊員の経験・スキルにミスマッチがあるなど、本来の目的を果たすうえで支障があるケースもあった。新富町では、協力隊員のコーディネートを担当しているこゆ財団が町役場、各隊員と連携し、隊員の活動における「適材適所」と「主体性の尊重」を大切にしている。今回の支援サービスも、クリエイティブを得意とする隊員2名の特性と、新型コロナウイルス感染防止でテイクアウト営業への切替を余儀なくされている飲食店の現状がマッチしたことから、主体的な活動としてスタートした。