2020年05月19日 11:51

大橋量器は、ヒノキが香る「hinoki MASUKU」を5月19日から販売開始する。
同社は、1950年創業の枡専門メーカー。岐阜県大垣市で枡を作り続けて70年。イベントや結婚式など祝いの席を彩る枡は、新型コロナウイルスの影響でキャンセルが相次ぎ売上は8割減少してしまった。何か新しい案はないかと模索する中、新型コロナウイルスの拡大がきっかけでマスクの着用が日常化した現在、マスクをつけている際の匂いや息苦しさを感じていると気づいた。今まで枡にこだわり枡を作り続け、マスクとは全く無縁の業界ではあったが、「枡(マス)屋がマスクを出したら面白いかもしれない」というシャレと、「枡屋にしか出来ないマスク」を考え、枡の素材であるヒノキを使った「深呼吸したくなるマスク」の製作を行おうと考えた。
枡屋が考えた「hinoki MASUKU」は、枡柄の布製マスクと、枡の素材であるヒノキを組み合わせた新感覚マスク。枡作りの工程で発生するヒノキのかんなくずをシート状にし、マスク内側ポケットに挿入し装着する。ヒノキシートは水に濡らすことでヒノキの香りが引き立ち、マスク内をほど良く加湿することで快適なマスク生活を過ごせる。深呼吸すると、まるで森の中にいるような感覚が味わえるマスクだ。
価格は2300円(税別)。別売りヒノキシートは、10枚入り500円(税別)。販売開始日は5月19日。