2020年05月14日 18:52

オリジナルブランド「マナラ化粧品」の開発および販売を行うランクアップでは、2月3日からテレワークを実施し、4月には出勤者ゼロを達成した。従業員数100人のうち8割が女性、そのうち半数が子持ちの母親でありながら、2か月間のテレワーク生活で試行錯誤した結果、5/1にとった社内のアンケートでは、約8割の社員がテレワークで生産性が上がったと回答した。

生産性をあげたポイントの1つは、「アクションプラン」の活用で、アウトプットにフォーカス。みえる化とコミュニケーションの円滑化が挙げられる。社員全員がテレワークになったことを機に、全社員統一のアクションプランシートの作成を義務づけた。

そこには、「重要だが緊急ではない、やるべきこと」が週単位、日単位で記してあり、社員は上司とこのシートをもとに業務の進行状況を確認する。こうすることで、目の前の業務だけに追われることなく、全体のタスク管理が整理される。4月から、この方法を導入したが、社内アンケートでは、半数が「以前より生産性が上がった」と回答した。

さらに、朝5時~22時内で自由に勤務できる「スーパーフレックス制度」の導入も挙げられる。幼児を持つ母親のテレワークは、子供の対応に追われて結局仕事にならない。この解決策として、朝5時~22時内で、契約時間仕事をすればどの時間帯に仕事をしてもいいという制度の導入が、今回の成功のカギとなった。