2020年05月12日 19:00

昨年で創刊10周年を迎えた、昭和40年生まれの男性向け年齢限定マガジン「昭和40年男」。5月11日には、vol.61が発売となった。今回の巻頭大特集は「俺たちが愛した東京」。昭和40年男世代にとっての「憧れの街・東京」の姿を、様々な企画で誌面によみがえらせ、ふり返っていく。

特集の「prologue」として幕開けを飾るのは「松本 隆の風街の歌を聴け」。「ルビーの指環」「東京ららばい」「九月の雨」など、今年で実に作詞活動50年という「風街詩人」松本 隆。彼が手がけた都会の香り漂う詞の世界から、昭和40年男が愛した東京の風景を探る。始まる特集本編は、「side A 消えた東京」と「side B 消えゆく東京」に分けた二部構成。レコードやカセットテープにならったアナログ味あふれる仕様となっている。

「side A 消えた東京」は、移り変わりの激しい都市の、もはや追憶の彼方へと消えていった場所や風景をふり返っていくパート。冒頭の「青春タウンMAP」では、かつて発行されていた月刊タウン誌「angle」をフィーチャーし、1979年の同誌に掲載された銀座・渋谷・六本木・新宿・原宿、5つの街のタウンマップを掲載。手描きで細かく作り込まれた地図から、当時の街の風景が鮮やかに蘇ってくる。

「side B 消えゆく東京」では、今まさに消えていこうとしている、逆に言えば、今ならまだギリギリ触れることができる「昭和の東京の残り香」的な場所やモノゴトを追い求めていく。

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