2020年05月12日 12:46

IPPOは、居抜き物件掲載メディア「ハイッテ」を5月11日にリリースした。

スタートアップ・ベンチャーにとって、オフィス移転は大きなイベントであると共に、敷金の支払いや原状回復費用、内装費用の支払いなど大きな出費が伴う。そんな中、新型コロナウイルス感染症拡大による経済活動への影響が拡大していることもあり、かねてより注目されていた居抜き移転に今までに無いほどの注目が集まっている。

ただ、居抜き移転をする場合、通常のオフィス移転をする場合に比べるとトラブルが多いのも事実としてある。そのため、物件を保有しているオーナーが居抜き移転を避けるケースが多く、居抜き移転をしたいスタートアップ・ベンチャーのニーズとの間に齟齬が生じていた。

「ハイッテ」は、スタートアップ・ベンチャー向け居抜き物件情報メディア。現在募集されている物件情報だけでなく、移転を検討している企業の物件情報も数多く集めており、今後空く予定の物件情報を先んじて得ることが可能になる。また、自社の物件情報を登録することで、退去するとなった際の原状回復でのトラブルやコストが最小限なものになるケースが多く、より最適なオフィス移転を実現する。さらに、掲載物件の特徴が、過去に入居していた企業リストという切り口で紹介されており、いわゆる「出世ビル」の情報が手に入る。

まずはβ版としてリリースされており、掲載物件を常時募集すると共に、今後物件情報が増加し居抜き移転実施の文化が浸透した段階でプラットフォーム化し、WEB上でオフィス移転が完結するよう設計する予定となっている。

ハイッテ