2020年05月12日 12:32

ラストマイルワークスは、VR空間共有プラットフォーム「comony(コモニー)」β版をリリースした。

ビジネスで導入されているVRは、パノラマ画像やパノラマ動画を利用したものがほとんどだったが、パノラマコンテンツの場合は、気軽に利用できる反面、没入感やインタラクティブ性が低く、VR空間内で能動的なコミュニケーションを取ることができない。一方で、3Dモデリングを伴うVR開発の場合は、開発コストが高くなってしまい、費用対効果が出にくい現状がある。そこで、「comony」では3Dデータを利用しながらも、独自のクラウド型開発手法を取り入れることで、リッチなVR体験を従来の1/2のコストで開発できる環境を提供する。

「クリエイター向けサービス(VR空間共有プラットフォーム)」は、専用のSDKで簡単に「comony」上に空間をアップロードすることができる。CGで設計した建物やクリエイターによるVR空間などを「comony」にアップロードすることで、世界中の人と作品を共有することが可能だ。「法人向けサービス(クラウド型VR開発プラットフォーム)」は、独自のクラウド型の開発手法を用いることで、企画・開発・運用までワンストップでVRコラボレーションアプリを開発することが可能。不動産や教育、企業の社内研修、歴史的建造物のデジタルアーカイブ等、様々な業界で利用できる。

費用は、「クリエイター向けサービス」無料、「法人向けサービス」初期費用30万円(税別)~、月額費用無料。

comony