2020年04月30日 09:16

エス・ピー・ネットワークは、4月29日からカスタマー・ハラスメント(カスハラ)対応に困っているドラッグストアなどの小売業や外食業の同社「SPクラブ」会員企業向けに、7月31日(予定)までの期間限定で「カスハラ110番」サービスをスタートする。
今後、新型コロナウイルスの拡大により緊急事態宣言の延長も予想されるなか、特に接客を伴うドラッグストア、スーパーマーケットなどの小売業や外食業において、顧客によるわがままな行為や自己主張、従業員への暴言・暴行等の行為により、対応する従業員が心身ともに傷つけられる「カスハラ」被害が相次いでいる。カスハラを放置しておくことは、企業にとって貴重な人材と時間をロスすることにつながり、企業経営に大きな損失を与えることは明白だ。
この事態を受け、同社では業種限定・会員限定にて「カスハラ110番」の受付窓口(無料)を開設。「カスハラ対応研修動画」「カスハラ対応店舗向けガイドライン」などの従業員向け研修資料の提供(順次配信予定)や、新型コロナウイルス拡大に伴うカスハラ(暴言、暴行、脅迫、その他迷惑行為、営業妨害)などに関する相談を電話で受け付ける。また、特に悪質なクレームが発生した場合にはオプション(有料)として数々のクレーム対応を解決してきた実績を持つ「リスクマネージャー」や警備員の派遣も行う。
「SPクラブ」とは、同社が主催する継続的な危機管理体制の構築を主目的とした会員組織。「カスハラ110番」サービスの利用には「SPクラブ」への入会が前提になる。