2020年04月17日 18:39

総合人事・人財サービスを展開するアデコは、こ同社の取引先企業の人事・採用担当者を対象に新型コロナウィルスの感染拡大による採用活動への影響について、緊急調査を行った。

その結果、4割以上が「採用活動での対策を講じている」と回答。実施・検討している具体的な対策としては、「会場・面接室のアルコール消毒等、衛生管理の徹底」「面接時のマスク着用の義務付け」「Web面談の実施」などが挙げられた。

「オンライン説明会・Web面談の導入について」質問したところ、28.4%が「導入に問題はない」と回答があった一方で、最も多い回答は「活用したいが、実際に会いたい」(40.7%)となり、採用活動をオンラインで実施することに抵抗感があることもわかった。

企業規模別で見ると、従業員1000名以上の企業では「導入に問題ない」という回答が40.7%に対し、従業員1000名未満の企業では25.9%と大企業の方が、オンライン説明会・Web面談の導入に前向きな傾向がうかがえる。また、業界別に比較すると「情報通信業」は、他の業界よりも導入への抵抗感が少ないこともわかった。

ただ、新型コロナウィルスの感染拡大が収束した後、「オンライン説明会やWeb面談が主流になるか」について質問したところ、約6割(57.8%)は「来社での説明会・面談に戻ると思う」と回答し、「オンライン説明会・Web面談に切り替わる」と回答した人は、2割未満にとどまった。