2020年04月16日 13:28

ダンドリワークスは、ヤマダホームズの開発協力のもと、4月1日より、建築現場で職方の入退場管理をスマートフォン上で行うことができるアプリ「DandoLi Time(ダンドリタイム)」の提供を開始した。

戸建住宅の建築を行う一般建築業界では、これまで商慣習として、職方が元請事業者の詳細な指示によることなく、それぞれの裁量で建築現場に入退場していたため、どの職方が(Who)、いつからいつまで(When)、どこの現場(Where)に入退場したかの情報を元請事業者が精緻に把握することが困難だった。また、元請事業者は自社の従業員分だけでなく、職方分の労働者災害補償保険も負担しなければならない。国の定める労務比率に比べて実際の労務比率が低い元請事業者ほど保険が割安になる実質賃金方式を採用するためには、元請事業者が職方の入退場記録や賃金を管理する必要がある。

「DandoLi Time」は、職方が現場に入退場した際、スマートフォンを利用して、現場のWho、When、Whereを記録できるシステムで、こうした入退場記録に加えて、職方の個人情報等をリアルタイムに把握・管理することができるので、これまで困難とされてきた職方の安全衛生管理を実現することができる。職方の入退場記録はもちろん賃金も把握することができるようになる。これにより、元請事業者は実質賃金方式を採用することが可能となり、労災保険料を適正に支払うことで、結果として負担額を相当額軽減することができる。

提供価格は1万円(30アカウント)、2万円(200アカウント)など。

ダンドリワークス