2020年04月15日 16:33

ソフトバンクロボティクスは、AI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」と科学的な清掃方法の確立をサポートする「施設清潔度診断サービス」を無償で提供する。

「Whiz」は、同社が開発・提供する人型ロボット「Pepper」に続く2種目のロボット。同社は今回、人々の生活を最前線で支えている清掃員などの負担を軽減するため、また国の緊急事態宣言発令後でも、業務を継続している施設での清掃を支援するために、医療施設などの生活インフラとされる6業種を対象に「Whiz」を無償で提供するとともに、科学的な清掃方法の確立をサポートする「施設清掃度診断サービス」を実施する。

同社が行っている「隠れダスト」に関する研究では、きれいに見える施設の床でも人の手では取り切れない「隠れダスト」が存在することや、床の清浄具合に比例して空気中に浮遊菌やほこりが多く漂っていることが分かった。施設の空間を効率的にきれいに保つためには、思い込みや過去慣性に頼らず、科学的に清掃状況を把握し、清掃方法を決めることが重要となる。しかし、清掃業界において、その多くは思い込みや過去慣性に頼っている状態で、結果として清掃員に負担がかかっている状況だ。「施設清潔度診断サービス」では、科学的に施設の床の清掃具合と空気中の清浄度を数値化し、清掃具合を把握することができる。その診断の結果を基に、ソフトバンクロボティクスが、ロボットと人間の清掃作業を分担させる清掃方法の構築をサポートすることで、施設をよりきれいにするとともに、清掃員の負荷を減らす解決策を提案する。

申し込み期間は4月15日~5月15日。

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