2020年04月15日 16:00

かんき出版は、「冠詞のトリセツ 非ネイティブがぶつかる冠詞の壁を越える!」を4月15日より全国の書店・オンライン書店等で発売する。

「a」(「an」)「the」といった冠詞。さらに冠詞が付かない状態=無冠詞。どんな単語よりも頻出するわりには、日本人にとっては使い分けが難しく、ここで英語に挫折してしまう人も。そんなやっかいな冠詞が理解できるようになるのが本書だ。日本人にとってなぜ冠詞が難しいのかと言えば、もちろん日本語に冠詞がないからだが、冠詞の理論が複数存在することも一因だと思われる。aとtheの違いは特定と不特定の違いだと習ったり、聞き手は知らない(未知・新情報)と考えたらaで、聞き手もすでに知っている(既知・旧情報)と考えたらtheにすると習ったり、初登場ならaで、2回目以降はtheになると習ったり、もっと単純にaは「ある~」という日本語に近く、theは「その~」という日本語に近いと教えられていたり。その説明は千差万別だ。

そこで、本書では冠詞の究極の理論をあえて1つに絞った。言葉は年月をかけて1つの意味からだんだん派生していくつかの意味を持つようになったものだから、今さらその意味を1つに絞ることは不可能。だが、絶えずaやtheの根源に戻ることで、なぜそれぞれの用法が生まれてきたのかがわかるはずだ。

定価は1800円(税抜)。発行日は4月15日。

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