2020年04月14日 18:07

アドダイスでは、医療診断支援AIサービス「HORUS AI(ホルス・エーアイ) for Medical Cloud」を利用して、入院患者のうち誰を自宅に帰すべきか全国横断した重症化進行速度のリアルタイム指標を提供する研究プロジェクトを立ち上げる。
利用開始に当たっては、感染者の搬送調整に協力する医療機関・ホテル等協力施設が本プロジェクトに参画。参画医療機関のスタッフがHORUS AIにログインし、患者の検査データを登録すると、HORUS AIが検査データをリアルタイムデータ処理し、指標を提示。本システムが提供する指標を参考にし、受入施設の搬送やり繰りを調整本部が決定する。
施設・医師を横断して集められた患者データをAIがリアルタイム処理し、分析データに裏付けされた振り分けの指標を提供することで、調整本部の責任者の判断を支援し、限られた医療資源を最適に利用し、救える人数を最大化する。
アドダイスのCEO 伊東大輔さんは、AIの専門家では無い人にも最新の成果をすぐに採り入れられる仕組み作りの研究及び実世界応用を専門領域としている。今回、「HORUS AI for Medical Cloud」を通じて、新型コロナウイルス感染症による肺炎の重症化度合いの指標を提供。同時に、リスク因子を施設横断で一元的に集中管理することで「伝言ゲーム」を解消し、個々の患者の軽症から重症への移行速度のリアルタイム指標の提供、リスク層別化の実現を目指す。