2020年04月14日 14:54

グローアップは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、飲食企業の従業員の雇用問題に対処すべく、飲食業界版レンタル移籍サポート「ロンデル」を開始する。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出や飲み会自粛、インバウンド消費減少の影響を受け、3月時点で6割以上のもの飲食企業が「このままだと事業継続が困難なレベル」(ショーケース調べ)であるという回答結果が出ており、すでに一部の企業では事業縮小や撤退を余儀なくされている。また、事態が収束した後も以前のような水準に復興するまで約1~2年はかかると予想されており、現状のままでは飲食企業は従業員の雇用を維持できず、やむを得ず解雇をしなければならない企業が多数出てくると考えられる。

同社はそのような問題に策を講じるべく、サッカー選手のレンタル移籍のごとく、一緒に働き続けたい社員がもう一度自社に復帰できるように1~2年の期間を設け、他業界の企業で働く機会を提供する仕組みでサポートする。受け入れ先企業は、緊急事態宣言後に特に人手が必要となる企業の他、農業法人、水産加工業など飲食人材のスキルアップを図れる企業を想定。また、レンタル移籍した従業員は当初の契約期間後に元の企業に戻ってくることが可能となる。

同社は、本サービスを通じて飲食業界で活躍する人々の生活の維持、飲食企業の雇用問題の解消、そして飲食業界の素早い復興の一助となればと考えている。

料金プランは、「飲食企業側」無料、「受入企業側」1名あたり月額4万円(農業・水産加工業等の一部業種は無料)。

ロンデル