2020年04月14日 14:51

アイリスオーヤマは、ネットワークカメラにAIアルゴリズムを搭載したモデルを含む全38機種の「AIカメラ」シリーズを4月20日より発売し、AIカメラ事業(セキュリティカメラを含む)に新たに参入する。
近年、生産年齢人口の減少に伴う労働者不足や人件費の上昇により、企業は少ない労働力で質の高いサービスを提供する必要に迫られている。また、セキュリティカメラ、防犯対策などにおいて小売店や物流倉庫、ホテルといった多様な場所で使用され、今後もさらなる市場と需要の拡大が見込まれる。そのような中で、同社は4月1日に同一労働同一賃金を柱として施行される改正労働者派遣法を視野に、少ない人手で防犯やマーケティング分析に活用できるAIカメラの発売により、多様なニーズに合わせて適切なソリューションを提案する。
今回発売する「AIカメラ」は、AIアルゴリズム搭載モデル10機種と、セキュリティカメラのスタンダードモデル20機種、そして全モデルに共通して使用できるビデオレコーダー8機種の合計38機種。AIアルゴリズム搭載モデルは、従来の防犯対策だけでなく、マスクの着用認証や工事作業所等でのヘルメット着用を認識する顧客属性の分析ができ、マスク着用時でも顔認証できる機能を搭載している。また、レジの混雑状況や顧客の滞在場所や時間がサーモグラフで可視化できる「顧客動線ヒートマップ」、車両番号や車体を認識する「車両認識・管理」、不審な動きや過去の犯罪者をブラックリスト化し注意喚起する「不審行動・不審者アラート」などの機能を搭載している。