2020年04月14日 12:43

メドピアは、薬局向けかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の新機能として、オンライン服薬指導機能を4月下旬にリリースする。
「オンライン服薬指導」とは、PCやスマートフォンなどの端末を用いて、薬剤師が離れた場所から患者に薬の適切な服用方法等を行う服薬指導のこと。オンライン診療とあわせて普及が期待され、移動や待ち時間などの患者負担の軽減、二次感染リスクの低減、慢性疾患等の治療中断の減少や重症化の防止などのメリットが見込まれている。
これまで服薬指導は薬剤師が対面で指導することが原則とされ、国家戦略特区を除きオンラインでの服薬指導は認められていなかったが、2019年度の医薬品医療機器等法の改正により、2020年9月から一定の条件下でオンライン服薬指導が解禁されることが決定していた。その一方で、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に厚労省は、薬剤師が適切と判断した場合には、診療の対面・遠隔を問わずに電話等による服薬指導を可能とする時限的緩和措置が取られたことにより、現在、薬局はオンライン服薬指導の実施体制の整備が急務となっている。
「kakari」は、患者の「かかりつけ化」を支援するサービス。薬局と患者をつなぐスマートフォンアプリと薬局システムから成り、オンライン服薬指導機能により薬局は、「kakari」を通してビデオ通話による服薬指導を実施できる。患者は、オンライン診療後や通常診療後に、「kakari」アプリを通して、ビデオ通話による服薬指導をうけ、その後処方薬を郵送で受け取ることが可能となる。