2020年04月10日 17:07

塚田農場をはじめとした居酒屋・飲食店を展開するエー・ピーカンパニーは、4月2日から各種店舗を一斉休業し、新型コロナウィルス感染拡大防止対策に全面的に協力している。このことから、契約農家に生産してもらっている地鶏をはじめとした同社食材の新たな供給方法を熟考。その結果、飲食店や生産者の窮状を知り支援を検討していたオイシックス・ラ・大地のEC食品宅配サービス「Oisix」にて、4月15日より同社食材を販売することとなった。
「Oisix」において販売を予定する商品は、鹿児島県産地鶏「黒さつま鶏」と、宮崎県産「りょうくん」が作った「日向夏」。「日向夏」は、同社ではシーズン到来を待つファンのいる定番の柑橘。同社は、りょうくんこと田中良一さんの生産する日向夏をほぼ全量買い取り、年間20トン程度の消費をしているが、今年はまだ10トン以上を残したまま、店舗休業となってしまった。
さらに地鶏は、日本で食べられている鶏肉のうちわずか1%程度しか流通していない希少な食材。同社が契約農家とともに提供している地鶏は、広々とした養鶏場を自由に走り回り120日~150日という時間をかけて丁寧に育てられ(一般的なブロイラーは約50日で出荷)るため、うま味深く食べ応えのある鶏に成長する。
これを機に、今まで地鶏に親しむことのなかった消費者や塚田農場を利用したことのない人々にも、同社地鶏のファンになって欲しいとしている。