2020年04月08日 13:34

Automagiの開発した、撮影画像からAIを使って賞味期限を自動で読取るソリューションが、ニチレイロジグループに採用された。

本ソリューションは、AI-OCR(光学的文字認識)と画像認識による独自の画像前処理技術によって、画像から賞味期限の文字を識別。認識された賞味期限情報をクラウド上で突合することで、より高精度な読み取りを可能としている。Automagiでは、ニチレイロジグループの物流業務のデジタルトランスフォーメーションの実現を、2018年よりAIを提供することで支援を行っており、今回の取り組みもその活動の一環になる。

ニチレイロジグループでは、従来から商品の品質管理の為に商品の梱包箱の外観を撮影して、撮影画像を保持管理していたが、更なる品質管理向上の一環として、撮影画像から賞味期限を読取り、撮影画像と一緒に保持管理出来ないか検討していた。そこで、AIを提供しているAutomagiの賞味期限自動読取AIソリューションを2018年より利用して、梱包箱の外観を撮影した画像から自動で賞味期限を読取り、文字をデータ化する実証実験を実施。実証実験の結果、賞味期限の読取精度が93%以上、処理速度は約2秒と高い数値を達成した。

この結果から現場での実運用に利用できると判断。Automagiの賞味期限読取AIソリューションの採用が決定した。実運用では、高い読取精度と速度で、ストレスフリーで利用できることから、物流現場の作業者から高く評価されている。