2020年04月07日 12:20

マイナビは、2021年卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(5643名)を対象に、「マイナビ 2021年卒大学生活動実態調査」3月末時点の結果を発表した。

調査結果によると、2021年卒大学生・大学院生の3月末時点の内々定率は20.5%(前年同月比7.8pt増)、内々定保有者の平均内々定保有社数は1.4社(前年同月比0.1pt増)となった。活動を継続する学生(未内々定者+内々定を保有したまま活動を継続する学生)の割合は94.5%だった。

新型コロナウイルスの影響で、就職活動において十分な機会が奪われていると感じることについて学生に問うと、「会社説明会(対面)への参加(69.1%)」が最も多かった。従来であれば、対面の会社説明会で深めることができたであろう「企業研究(40.7%)」も機会が失われたと感じている。また、「就職活動スケジュールの把握(41.8%)」についても不安の声があがっているため、企業側も先を見通せない状況ではあるが、企業にはできる限り早い情報発信やWEBを通じた機会の創出が求められているといえる。

就職活動に関わる企業の新型コロナウイルス対応のうち、印象が良い対応について聞いたところ、「WEB上での会社説明会(セミナー)の場が用意されている」が71.7%で最も高かった。また、「エントリー期間が限定されていない(通年採用である)(42.7%)」、「(面接等)採用選考の開始時期が6月1日以降に設定されている(30.6%)」といったスケジュールに関する項目も高く、学生は選考期間の柔軟な対応を望んでいることが分かった。

調査結果の詳細はこちら