2020年03月31日 14:25

日本データサイエンス研究所(JDSC)は、マスク等の在庫情報・入手可能性を共有するためのサイトとして、みんなで作るシェアマップ「アルカモ」を作成し、リリースした。

JDSCは、物流最適化や需要予測、教育など、基幹産業を中心とした幅広い分野で、アルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関する顧問・コンサルティング事業を行っている。同社は、新型コロナウイルス感染拡大の状況下で、「何かできないか」と考えた結果、本サイトを作成することにした。

同社では、一個人、一企業ではなし得ないことを、あらゆる制約・枠組みを解き放ち、人、企業、社会に、革新の連鎖を起こしていくというビジョンを掲げ、社名も「コンソーシアム」となっている。はじまりは同社一企業の想いからだが、卸・小売企業の人々に協力を依頼している。こうした有事においては、「今この店舗には在庫がない」という情報を発信すること自体が不要不急の外出を抑制し、感染抑制に貢献できる。活動に賛同した企業から各店舗の在庫情報を受け取り、順次サイトに反映していく。また、ユーザーが直接情報を発信することも可能。卸・小売店、ユーザー、需給双方からの情報登録・更新により、必要なものを皆で共有できる環境を作っていく。

なお、現在は新型コロナウイルス感染症拡大対策としてマスクのみの記載だが、今後は他の「必要とされるもの」も順次追加。今後も有事の際に、その都度必要なものを皆で共有していくサイトにしていきたいと考えている。

アルカモ