2020年03月24日 17:07

近年、全国的な少子化による児童数の減少や、平成の市町村合併による公立小学校の統廃合が各地で進められている。地域社会の要である小学校を失うことは、地域活動の荒廃を招くことになり、閉校になった小学校の利活用が地域活性において大きな要因となっているが、鳥取県で地方創生における閉校になった小学校の取組が話題となっている。
都市部の企業やイノベーターが働ける場として、旧隼小学校を利活用して生まれた隼Lab.(旧八頭町立隼小学校)。2階に設けられた24時間使えるコワーキングスペースには、シェアライブラリーやワークショップスペースも完備され、さまざまな人が自分のライフスタイルに合わせて活用している。1階にはカフェとコミュニティスペースがあり、子育て世代の憩いの場に。3階は企業のシェアオフィスと会議室。企業の垣根を超えて、新たなコラボレーションが生まれる環境が整っている。
また、OOE VALLEY STAY オオエバレーステイは、パンケーキで有名な「大江ノ郷自然牧場」近くの旧大江小学校をリノベーション。里山リゾートホテルとして2019年7月にオープンした。1階が囲炉裏を囲むレストラン、2,3階が客室となっており、山小屋風のドミトリー形式の相部屋から、50平方メートルのジュニアスイートまで多様な22種類の部屋を備えている。
さらに2019年11月16日(土)・11月17日(日)の2日間には、「隼Lab.」と「OOE VALLEY STAY」のコラボレーションイベントも開催され、鳥取県八頭町の魅力がダイレクトに伝えられた。