2020年03月11日 19:04

シーボンでは、シーボン.フェイシャリストサロン等にて独自の肌カウンセリングシステム(ビューティログアドバイスナビゲーター(R) )を展開し、顔全体の画像解析を行っている。さらなる画像解析の精度向上と効率化を図るため、眉・目・鼻・口の位置を正確に捉えるAI技術を、慶應義塾大学と共同で開発した。

画像解析を行うためには、画像内の顔のパーツ(眉・目・鼻・口)の位置を正確に捉える必要があり、現在はこの作業をフェイシャリスト(R)が手動で行っている(画像内の目頭、目尻等の指定の位置に印をつける作業)。そのため、操作する人の手によって位置の微妙な誤差が生じることがあった。

そこで、さらなる解析精度向上を目指して研究を行った結果、このたびAI技術を用いた特徴点抽出の自動化に成功した。研究の成果、画像内の顔の各パーツが含まれる領域の探索、各パーツの基準点を設定し、その基準点座標をもとに各パーツの領域を決定、各パーツ領域内で特徴点座標を決定する、という手順で画像処理を行うことで、正面及び横顔の特徴点抽出アルゴリズムを明確化し、精度評価を行うことができた。また、特徴点抽出の処理速度は1画像につき1秒以内と高速に抽出することができた。

特徴点自動化の技術導入により、解析精度の向上のみならず、解析の効率化及びより正確なカウンセリングの提供により、さらなる「お客様満足度向上」を目指す。