2020年03月10日 18:44

グンゼエンジニアリングは、2月25日にグランキューブ大阪で開催された「エネルギー使用合理化シンポジウムin 関西」にて、高性能断熱材「エアロジェル(R)」を活用した省エネルギー先進成果事例を報告した。
「エアロジェル(R)」は、米・アスペンエアロジェル社で2000年に開発された高性能断熱材で、欧米においてはさまざまな分野で活用され、その性能も高く評価されている。熱伝導率が非常に小さいため、既存断熱材の1/2から1/5の厚みで、同等の断熱性能を発揮し、既存の断熱材では十分な断熱ができなかった狭い場所や、製品の薄型化など、さまざまな用途に使用可能。柔らかな薄いマット状のガラス繊維不織布でできており、ハサミやカッターナイフなどで簡単に加工ができ、接着剤やピン(スピンドル鋲)、針金などで容易に施工できる。
さらに、広範囲の温度域(-200℃~650℃)に対応していることから、さまざまな用途に使用できる。高い撥水性能で吸湿・吸水による劣化が少なく、長期間にわたって断熱性能を維持。蒸気配管周りやピット下、染色機付近などの水気の多い場所、また屋外での使用でも効果を発揮する。
今回の省エネルギー先進成果事例はこの、高性能断熱材である「エアロジェル(R)」を活用した事例。同社ではこの性能にグンゼエンジニアリングの省エネに関するノウハウを融合させ、日本国内のあらゆる分野に向けてエアロジェルを展開する。