2020年03月05日 18:53

東京都は、義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病の人など、援助や配慮を必要としている人々を対象に配布しているヘルプマークの普及推進活動を行っている。これまで、ヘルプマーク特設サイトやヘルプマーク作成・活用ガイドライン等を通じて、広く都民や民間企業への普及を図り、また、他自治体にも活用を働きかけるなど、広域的な普及にも取り組んできた。

例えば成田国際空港では、外見からはわからなくても援助が必要な人に向けて、2019年11月より「ヘルプストラップ」を導入している。空港で働く様々なスタッフに対して、知っておいてほしいこと、手伝ってほしいこと等をその都度説明することは、利用者にとってストレスになる。

そこで、ストラップのカードに事前にその内容を記入することで、スタッフからスムーズに案内、手伝いを提供できるよう、本ツールを導入した。ストラップとカードは、スタッフによる視認性を高めるべく「ヘルプマーク」を使用するとともに、幸運のモチーフである「クローバー」をあしらったデザインに。希望者は、空港内の案内カウンターで受け取れる。

その他、日本郵政グループ労働組合三重北伊勢支部は、ヘルプマーク案内入り年賀状で組合員の意識向上を促進。こくみん共済 coop「全労済」では、Twitter公式アカウントでヘルプマークを紹介している。詳しくはヘルプマークホームページ(特設サイト)へ。