2020年03月05日 18:25

地域の情報サイト「ジモティー」を運営するジモティーは、全国の自治体で初めての事例としてさいたま市とリユースに関する協定を令和2年2月27日に締結し、同年4月より市の広報物などでリユース活動の促進に向けた啓発活動を行う。

近年、社会全体で資源を効率的に利用するといった循環型社会の形成を目指すにあたり、ごみ減量の目標が自治体単位で設定されている。今回、同社と協定を締結することになったさいたま市でも独自の目標を設定しごみ減量の削減に取り組んでいるが、粗大ごみの収集量が過去3年間で毎年約100トンずつ増加しているという課題があった。

同社はここ数年で注目を集めているリユース分野においては家具や家電を中心に、必要なものを必要な人へ届ける場を全国の利用者に提供しており、本協定は、家具など不用品のリユース方法として「ジモティー」の活用という選択肢を市内で啓発し、リユース活動が活発になることを目的に締結された。

増加している市の粗大ごみの中には、まだ利用可能な家具なども多く存在していると考えられる。啓発によって、これまで市で処分されていた自転車・ソファ・テーブルといった大型の物品が、従来よりも市内でリユースされやすくなることを目指す。今後は市内で配布されるごみの分別方法を記載したパンフレットや、ジモティーのWEBサイトなどで市と連携しながら広報活動を行っていく予定。