2020年03月03日 17:18

「エグゼスタイル(愛知県名古屋市)」は、3月1日より、「抗菌の家」事業を開始する。「抗菌の家」は、住むだけで新型コロナウィルスを含むあらゆるインフルエンザ菌を不活性化する住宅。主要材料の漆喰は厚労省が鳥インフルエンザで殺処分する時に使用する消石灰を原料としており、強アルカリ性の環境を作り出すことで菌を死滅させる。先行予約の段階ですでに150件の問い合わせ、72件の予約が入っているという。
仕組みとしては漆喰の微細な孔に付着する菌が、漆喰の主原料である石灰石のph値13という強アルカリ性に触れることで死滅。また、ph値は1~11まで生息できるカビやダニもph値13は生息自体を許さないので、カビやダニからの感染を防ぐことも可能。多くの人が出入りする飲食店・百貨店・ホテル・学校などの人が多く集まる施設に漆喰を施すことで感染リスクが極めて低くなると期待できる。
またこの度、同社の扱うガラスコーティングでは抗菌機能 (対ウィルス / 対細菌 / 対真菌) を有する塗料の開発に成功した。材料は無機質のガラス塗料の原料となっているので、無色透明で見た目を損なうこと無く施工することが可能となり、ウィルスの中では最も厄介な存在として知られるノロウィルスへの効果も確認されている。抗菌効果は非接触の壁などは数十年単位で継続効果が期待でき、ドアノブなどの頻度が高い箇所でも最低半年~1年の継続効果が得られる。