2020年03月03日 16:42

レソリューションは、自動車整備士を雇用している企業の管理職を対象に 「新卒外国人留学生採用についてのアンケート」を実施した。

まずは「新卒外国人留学生の採用を行っているか」と質問したところ、8割以上が「行っている(81.4%)」と回答した。その理由を尋ねると「人手不足解消のため(51.1%)」という回答が最も多く、次いで「優秀な人材が欲しい(37.7%)」「定着率を上げたい(8.3%)」「異文化交流(2.6%)」と続いた。

日本自動車整備振興会連合会の「自動車分解整備業実態調査」によると、自動車整備士の数は2012年度以降減少傾向が続いており、2017年度、2018年度は一旦増加したものの、2019年度は再び減少しているという結果が出ている。慢性的な人手不足解消のため、外国人留学生に注目が集まっていると言えそうだ。

一方、新卒外国人留学生を採用しない理由としては、「受け入れ態勢が整っていない(37.6%)」という回答が最も多く、次いで「言葉や文化の壁が高い(22.3%)」「日本人で人材確保ができるため(21.8%)」と続いた。外国人留学生を採用したいものの、自社の受け入れ態勢が不十分であるが故に諦めざるを得ないと考えている人が多いということが伺える。

外国人留学生を採用するメリットを質問すると、「仕事への姿勢が意欲的(真面目に働いてくれる)(35.0%)」という回答が最も多かった。また、外国人留学生を採用する上での課題としては、「言葉や意思疎通(42.9%)」という回答が最も多く、やはり言葉の壁が最大の課題と言えそうだ。