2020年03月02日 13:26

GOODGOODは、「オートクチュール和牛」の受託生産受付を、3月1日より開始した。

「オートクチュール和牛」は、同社が高級住宅街で経営する直営店舗(「GOODGOODMEAT」兵庫県西宮市苦楽園)や、卸先であるミシュランガイド掲載店のシェフに人気の自社生産「牧草和牛」を、発注者の要望に合わせて遺伝子のかけ合わせや、肥育方法(飼料、形態、期間など)を完全にカスタマイズ可能とするものだ。

一般的に肉は農家により生産されたもののなかから、セリ落としたり、選んで買うものだった。GOODGOODでは80年に及ぶ熊本県産山村井一族の和牛種の生産ノウハウと、自社で近年集積した生産データと食味データとのリンクデータにより、和牛をオーダーメイドで受精の段階から要望することができる「オーダメイド和牛」の生産委託の仕組みを確立した。和牛の味は、遺伝子のかけ合わせ、飼料の内容、放牧の有無、肥育期間など、多くの要因に影響を受ける。GOODGOODではそれらの影響を委託希望者に説明し、希望の育て方や、希望の味に近くように飼育プログラムを提案する。

オーダー方法は、遺伝子のかけ合わせから要望可能なフルオーダー方式と、既存の育成済みの子牛から選び、肥育コンセプトの要望のみを受けるセミオーダー方式との、2方式での受託を開始。生産から販売までの一貫生産体制を活かして、肥育完了後は、ブロック肉加工、スライス加工など食肉加工と、精肉保管、熟成、発送などの業務も受託可能とする。

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