2020年02月28日 18:45

日本で初めて、量産型の食用コオロギ粉末配合菓子を開発したMNHが、新商品を発売する。

同社は2016年頃から昆虫食に注目し、世界各地の食用コオロギの選定や、商品開発、研究を進め、今までに「未来コオロギスナック」「スーパーコオロギ玄米スナック」「スーパーコオロギおつまみ」を発売した。博物館、美術館をはじめ、2019年には大手コンビニエンスストアでも取り扱われ、市場が拡大しつつある今、さらに手軽に昆虫食の世界を体験してもらうべく、2020年2月から「未来コオロギスナックII」「スーパーコオロギおつまみせんべい」など、順次新商品を発売する。

コオロギは、主な動物性たんぱく質としての家畜に比べて、生育する際の温室効果ガスの排出量が少なく、また飼料や水の必要量も圧倒的に少なくて済む昆虫。また重量の65%がプロテイン、そして低糖質、さらに、9種の必須アミノ酸、オメガ3,オメガ6、鉄分、カルシウム、ビタミンなど栄養満点のスーパーフードである。

また同社では、オーガニック飼料だけを使った、カナダ産コオロギのみを使用している。アメリカ、EU、カナダで有機食品認定を取得した安心・安全で優秀なコオロギで、製産している工場は、FDA(アメリカ食品医療品局)のGMP(適正製造規範)衛生基準に則って、衛生的で高品質な食用昆虫を製産・製造。欧米の多数の昆虫食ベンチャーに供給している。