2020年02月28日 17:22

合掌ホールディングスは、台湾に本社を置くOwlTing Japanと協業し、外国人観光客からも人気のある合掌造民宿に宿泊予約システムを導入した。

国内外から年間170万人以上の観光客が訪れる世界遺産・白川郷には合掌造民宿、ゲストハウス、旅館、一般民宿など約40施設ある。その中でも合掌造りに宿泊できる合掌造民宿は、今ではりようしゃの7,8割が外国人観光客という現状がある。日本の生活を体験してみたいという高いニーズが調査の結果わかった。これまで合掌造民宿では予約は電話・FAXのみの受付だったため、オーバーブッキング、ダブルブッキング、NO SHOWなど数多くの問題が発生していた。海外の利用者にとって電話・FAXでの予約はハードルが非常に高く、空室があるにも関わらず、近隣都市に多くの宿泊客が流れてしまう状況だった。

はこれらの状況を打破するために、OwlTingと協業し予約管理のデジタル化を実現した。白川郷の合掌造を後世に残していくためには、観光産業で稼げる地域になることはもちろん、合掌造りがどのようにして現在まで残ってきたかなどの物語や文化を実際に宿泊して体現してもらうのが良いと感じた。IT化を進めることで民宿が本来持っている「人情」つまり接客に多くの時間を割くことができるよう、従来の「紙の台帳」から「スマホ・タブレットの台帳」での予約管理を実現した。