2020年02月28日 13:16

blockhive(ブロックハイブ)は、デジタル世界での身分証アプリ「xID(クロスアイディ)」を発表した。

blockhiveはエストニア・日本に拠点を構えて、ブロックチェーン技術やデジタルIDを活用した次世代の事業モデルを創出するGovTechスタートアップ。エストニアで培った知見をもとに、マイナンバーカードと連携したデジタル身分証アプリ「xID」などのソリューションを開発している。

既に日本でも、マイナンバーカードを用いたデジタル上の本人認証は進んでおり、マイナポータルを始めとするサービスで利用することが可能な上、NFC(近距離無線通信)によるタッチ認証も徐々に浸透している。しかし依然としてマイナンバーカードやカードリーダーを持ち歩く必要があるのが現状だ。

「xID」は、マイナンバーカードと連携することで、より手軽に本人認証をすることができるデジタル身分証アプリ。スマートフォンにアプリをインストール後、初回登録時にマイナンバーカードをカードリーダーもしくはNFCで読み込むと、マイナンバーカードと「xID」アカウントを紐付けることができる。以降は、連携するオンラインサービスでログインや署名を行う際に「xID」アプリに通知が送られ、スマートフォン上でPINコードを入力することで安全に認証・電子署名を完結させることが可能となる。

既に複数の民間企業・自治体とのサービス提供開始に向けて連携を進めており、アプリリリースは3月予定。

blockhive xIDプロジェクトチーム