2020年02月27日 18:25

総合転職エージェントのワークポートは、全国の転職希望者300人を対象に、「ジェンダーハラスメント」についてアンケート調査を行った。

まず対象者に、現在の会社(直近の会社)は男女平等であると感じるか聞いたところ、約50%は自身の勤務先は男女平等だと感じており、残りの半数は会社内で男女格差を感じていることがわかった。感じないと回答した人の性別による大幅な偏りはなく、男女ともに格差を感じていることがうかがえる。

また対象者に、現在の会社(直近の会社)で「男性だからこうするべき」、「女性だからこうするべき」といったことを言われたり強制されたりしたことがあるか聞いたところ、「よくある」(11.3%)、「たまにある」(19.0%)とする人は合わせて30.3%となり、「あまりない」(43.0%)、「まったくない」(26.7%)とする人は合わせて69.7%だった。

「よくある」、「たまにある」と回答した女性にどんなことを言われたり強制されたりしたか聞くと、勤務先でお茶出しや清掃などの雑務は女性の仕事だとする文化が根強く残っているという声が最も多く挙げられた。また「女性に昇進はないと言われた」(30代・女性・接客販売)といった、女性のキャリアアップを阻害するような発言をされたとする意見が多く挙げられた。

同じ質問への男性からの回答では、重労働や残業を課されたという意見が最も多く、さらに女性に対するジェンダーハラスメントの目撃者は30%以上、男性に対しても約20%が目撃したことが「ある」との結果となった。