2020年02月27日 17:31

日本古書籍商協会(ABAJ)は、3月20日~22日の3日間にわたり、日本最大級の古書市「国際稀覯本フェア2020-日本の古書 世界の古書-」を東京交通会館展示会場にて開催する。入場は無料。

ABAJ創立56年目の開催となるこの催しには、日本国内の古書店はもちろん、ニューヨークやヨーロッパ等の海外の書店からも古書(古地図・美術画・浮世絵なども含む)が集い、およそ5000点の古書が出品される予定だ。今回最高価格となる約2億円のコペルニクスの洋書や、織田信長・武田信玄・豊臣秀吉ら25通の書状が手鑑となった「雲烟林」、世界的にも人気が高まる浮世絵の巨匠・葛飾北斎の画「みやことり」など歴史的価値も高い希少な古書から、1円玉サイズの極少「豆本」の「かちかち山」、小泉八雲が江戸時代にタピオカドリンクのレシピを載せたレシピ集「クレオール料理」などの珍書に至るまで、古書マニアのみならず本好きなら誰でも楽しめる、眺めて楽しい・買って楽しい、国内最大級の古書即売会となる。

「ABAJ国際稀覯本フェア2020 -日本の古書 世界の古書-」は3月20日12時~19時、3月21日10時~18時、3月22日10時~16時開催。1543年に出版されたニコラウス・コペルニクスの地動説を主張した著書「天体の回転について(コペルニクス著)」は、2憶1800万円。ほか、「かちかち山(作者・刊行者不詳)」7万1501円、「新装美人絵づくし(菱川師宜画)」198万円、織田信長・武田信玄・豊臣秀吉・足利義満ら25つの書状がまとめて手鑑になった「雲烟林(作者不明)」1憶2000万円など。