2020年02月27日 12:46

マネーフォワードは、IPO準備・中堅企業向けのクラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計Plus」の提供を開始し、中堅企業向け会計ソフト市場に参入する。
これまで大企業を中心に、ERP(統合基幹システム)の導入が進んできた。ERPには、財務会計、人事労務、生産管理などバックオフィス業務すべてをまかなうことができ、経営状況を一箇所に集約して管理ができるメリットがある。一方で、ERPの導入は、IPO準備企業や中堅企業にとってコスト面での課題や、事業拡大などフェーズに合わせたカスタマイズが難しいといった課題がある。こうした中、ERPがもつメリットを保ちながら、導入コストを抑え、様々なバックオフィスサービスとの連携を容易にした本サービスを提供し、中堅企業向け会計ソフト市場に参入する。
「マネーフォワード クラウド会計Plus」は、IPO準備・中堅企業向けに仕訳承認機能や仕訳更新履歴機能などの内部統制機能を追加したクラウド会計ソフトだ。企業の信頼性を保つために必要な内部統制に対応することで、内部統制の効率化を支援する。さらに、電子承認をはじめとする内部統制を保ちながら、領収書などの証憑を本サービスに添付(今秋リリース予定)することで、紙文書でのやりとりの必要がなく、Web上で証憑確認などの監査手続きを行うことができる。
料金は、月額2万9800円~(税抜)。