2020年02月26日 17:08

TISインテックグループのTISは、基本給・賞与、人事評価および勤務制度などの処遇が定年後の65歳以降も正社員と同様となる70歳までの「再雇用制度」を、2020年4月に導入することを発表した。

TISでは、多様な社員一人ひとりの成長と会社の持続的な発展を実現する「働きがいの高い会社」を目指し、様々な施策を進めている。2019年度より60歳以降も処遇制度が変わらない「65歳定年制度」を導入し、中高年期の社員が長く活躍でき、かつ意欲的にその能力を発揮することができる環境の整備をしてきた。

2020年度国会に提出予定の法律案では、70歳までの就業機会確保の対応が努力義務となる見込みであり、将来的には義務化を視野に入れた段階導入が必要と閣議決定されている。また、少子高齢化が進む日本において優秀な人材の獲得は会社の成長に不可欠で、かつ現場組織からもパフォーマンスの高い高齢人材の継続雇用を求める声などもあり、「再雇用制度」の導入を決定した。

今回導入する70歳までの「再雇用制度」では、一定の条件を満たした社員を70歳まで処遇が変わらないまま1年単位で雇用を継続する。TISでは今後5年で合計50名を超える社員が本制度の対象となる予定。中高年期の社員が長く活躍でき意欲的にその能力を発揮することができる環境を整備し、会社としても高いノウハウと能力を持つ人材に活躍してもらうことで、さらなる成長を目指す。