2020年02月25日 18:59

山本光学は、溶接現場で働く作業者の呼吸と眼を護る国家検定合格品の電動ファン付き呼吸用保護具「LS-360WP」を新発売する。
溶接作業者は、部材切断や穴あけなどの前作業から溶接後のグラインダーや研磨などの仕上げまで、現場でさまざまな作業を行う。溶接作業用の保護製品として、同社でもFlip-up Welding System(FWS)を搭載した電動ファン付き呼吸用保護具「LS-355WPシリーズ」を長年展開してきたが、溶接時の強い可視光線や赤外線、紫外線が出ている熱源から作業者の眼を護るため、遮光窓の開口部は極力狭く設定している。しかし、作業中の移動や溶接以外の作業の際は、安全や視界確保のためにFWSを跳ね上げる必要があり、作業者の呼吸保護が不十分なのではといった現場の声があった。
そこで接作業中の安全だけでなく、溶接現場での全般作業に使用可能なWeldingPROシリーズのフラッグシップモデル「Wアーマー『LS-360WPシリーズ』」を新たに開発した。
従来品と比べてフリップアップ時の視界は2.76倍を確保、溶接用手袋をしていても跳ね上げしやすく、メンテナンス性まで考慮した全く新しい電動ファン付き呼吸用保護具となっている。電動ファン付き呼吸用保護具として、溶接時の強い光線から目を保護するだけでなく、溶接ヒューム等の有害粉じんから作業者の呼吸も同時に保護。作業の種類や製品特長から様々なセットアップも可能。詳しくは山本光学公式サイトへ。