2020年02月18日 12:54

マイランEPDは、2月17日、食物・蜂毒アレルギーの患者やその家族、医療関係者などすべての人を支えるスマートフォンアプリ「マイエピ」の提供を開始した。

アナフィラキシーは、アレルギー原因物質(アレルゲン)の誤飲・誤食などにより引き起こされる全身性のアレルギー症状で、年間50~70名前後の人が亡くなる重篤な疾患だ。極めて短時間で急激に症状が現れるため、迅速に対処する必要があるが、アナフィラキシー補助治療剤を投与すべきかどうか適切に判断できなかったり、手技に不安を感じて投与を躊躇するケースがある。また、アナフィラキシー補助治療剤の使用期限が切れても、医療機関で再処方を受けずに、期限切れの薬剤をそのまま所有している例も見られる。こうした状況を受けマイランは、アレルギーやアナフィラキシーの理解を深めるため、「マイエピ」を開発した。

「マイエピ」は、アレルギーやアナフィラキシーに関する医学的に正しい情報を提供するほか、アナフィラキシー補助治療剤(アドレナリン自己注射薬:エピペン)の適正使用を促進する国内初のアプリ(患者・家族向けページ限定)。医学的な正確性を担保するため、アレルギー専門医である国立病院機構相模原病院の佐藤さくら先生が監修した。また、エピペンの使用期限が切れる約1カ月前に、交換のタイミングを知らせる「重要なお知らせ通知プログラム」への登録機能や、アナフィラキシー発現時に、緊急時対応の手順について症状を確認しながら動画と音声でナビゲーションする機能も実装した。

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