2020年02月12日 18:40

博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、やさいバスの株式を取得し、資本業務提携を行った。
「ミライの事業室」は、産業の枠を超えた企業や行政などの多様なパートナーと連携して、一企業では成し得ない大きな社会課題を解決し、未来の新しい生活を創造していくことを目指して活動している。一方、やさいバスは、地域の生産者と利用者をつなぐ共同配送物流システム「やさいバス」を運営する静岡県のソーシャルベンチャー。地域を巡回する冷蔵トラックによって、地域の農家が出荷した農産物をレストランやスーパー等の地域の需要者にその日のうちに届ける仕組みが、生産者と利用者双方に利益をもたらし、地域経済の活性化につながっている。
両社は、博報堂および静岡博報堂がやさいバスの本格運用に向けたサービスデザインにおいて協働して以来、良好な関係性を築いてきたが、それぞれの強みを掛け合わせて地域経済の活性化に貢献していくことを目指して、今回の資本業務提携に至った。
今後、両社は共同で、やさいバスを起点としたチーム企業型の新規事業開発に取り組む。具体的には、地域ごとに、企業や行政などの多様なステークホルダーへの呼びかけを行い、やさいバスのプラットフォームに企業や行政が有する資産やサービス、商品などを組み合わせていくことで、新たなビジネスモデル、地域経済のエコシステムの構築を行っていく。