2020年02月07日 18:16

小田急電鉄では、ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社が販売している「カメラ映像とAIによる異常状態検知システム(スペースタイムシーンアナリティクス)」を用いて、踏切内の安全性向上を目的とした実証実験を、2月14日~3月まで、小田急小田原線 玉川学園前8号踏切(東京都町田市原町田)で実施する。
本実証実験は、踏切監視カメラの映像を「スペースタイムシーンアナリティクス」を活用して解析することで、踏切内での異常状態の検知をより強化することを目的に実施する。今回の実証実験では、踏切内における様々な動作を収集し、AIによる分析を行う。実証実験を踏まえ、将来的にはAIによる解析結果を用いて、付近を走行する列車を自動で停止させるなど踏切での事故を未然防止できる監視体制の構築を目指す。ノキアの「スペースタイムシーンアナリティクス」を鉄道の踏切に活用するのは、世界初の事例となる。
小田急電鉄では、中期経営計画において鉄道の「先進的な技術による高度化」を掲げている。今後も、日本一安全な鉄道会社を目指して新たな技術導入等にも積極的に取り組み、安心・快適に小田急線を利用してもらえるよう努めていく。
「AIを用いた踏切異常状態検知に関する実証実験」は、2月14日~3月(終了日未定)実施。実験場所は、小田急小田原線 玉川学園前8号踏切(東京都町田市原町田)となる。