2020年02月07日 18:24

研究開発型マテリアルブランド「I.S.T」は、世界最大級のスポーツ展示会であるISPOミュンヘン2020に出展し、初出展ながら大盛況を収めた。

ブースでは、世界で初めてのポリイミドスーパー繊維「IMIDETEX(R)(イミドテックス)」と、スポーツウェアやジャケットに使用でき、軽量で様々な機能を持つ糸「KARL KARL(R)(カールカール)」の進化版を展示した。

ブース中央には高さ5m×幅3m×奥行3mのイミドテックスとカールカールの糸で構築した巨大な立体オブジェを設置。そのオブジェは抽象的な山と海の風景を連想させ、専用のアプリをインストールしたタブレット端末をかざすことでアウトドア・スポーツシーンにおける「イミドテックス」と「カールカール」の可能性をAR(拡張現実)で見ることができ、4日間で、のべ1,700人以上がこのARを体験した。

さらに、ブース内には独自技術を有する国内企業10社と協業で製作した「イミドテックス」と「カールカール」の製品サンプルを展示し、ジャパンテクノロジーを世界にPR。イミドテックスは、ポリイミドを繊維化した新しいスーパー繊維。非常に高い引張強度と弾性率を持ち、この繊維で作られた製品は重い負荷に耐えることができる。ポリイミドスーパー繊維のイミドテックスは、その優れた特性に大手アウトドアブランドが非常に興味を持ち、R&Dパートナーシップや契約の話を得た。