2020年02月07日 12:59

パナソニックエコシステムズは、4月よりインドネシアにおいて、井戸水を浄化する「セントラル水浄化機器」の販売を開始する。

インドネシアでは、上水道の普及率が低く、ウォーターポンプを用いてくみ上げた井戸水が生活用水として広く利用されている。パナソニックエコシステムズは、1988年に、インドネシアでNational(現Panasonic)ブランドのウォーターポンプの生産を開始。人々の住環境や生活スタイルに対応した新製品を順次開発し、2019年4月には、生産累計3000万台を突破した。

インドネシアの井戸水には、鉄分や濁りなどが含まれていることが多く、井戸水を用いて洗濯した衣類が鉄分の影響で変色したり、浴槽や便器が汚れるなどの課題があり、きれいな生活用水が望まれている。これに対応するために、従来除去が難しかった井戸水の鉄分も除去する「セントラル水浄化機器」を開発した。この「セントラル水浄化機器」は、井戸水に含まれる除去困難なイオン状の鉄分を、パナソニックエコシステムズ独自の高速酸化処理により除去。加えて濁りも取り除き、浄化した生活用水を建物内に供給する。また、ユーザーによるメンテナンスも簡単に行える構造とし、低コスト、低メンテナンス、省施工の水浄化システムとなっている。

パナソニック ゴーベル ライフソリューションズ マニュファクチュアリング インドネシアに事業部を新たに設置して3月より生産を開始。4月から販売会社のパナソニック ゴーベル インドネシアを通じて、インドネシア国内の住宅デベロッパー向けに納入する。

パナソニック