2020年02月04日 17:32

フォースバレーは、将来日本で就労する大卒のサービス系人材をネパール現地で育成するため、Mid-Valley International Collegeホスピタリティマネジメント学部に、奨学金付き日本就職コース「Connect Jobクラス」を開講した。本クラスでは、喜多方ラーメン坂内本部の株式会社「麺食」と連携し、選抜された学生に対して、内定を出した上で日本語や将来の麺食での就職を前提としたトレーニングも提供する。

日本の労働人口不足は年々深刻化、なかでも宿泊業・飲食サービス業分野の2016年3月新規大卒就職者における就職後3年目までの離職率は50.4%。全産業でみると32.0%であるのに対し分野別トップの離職率であり、他産業と比較しても特に深刻な労働人口不足が問題視されている。

麺食は、国内外に77店舗の飲食店を展開。今回のパートナーシップは、海外人材のネットワークを持つフォースバレー、喜多方ラーメン坂内本部の麺食がそれぞれの強みを活かし、ネパールの若者の就労機会提供、日本のサービス業界の人材不足解消およびサービスの品質向上を目指すもの。

今回事前選考で麺食から内定を得た学生は2年後の入社に向け、日本語やビジネスマナーだけでなく企業理念や店舗運営に必要なスキルなど、麺食のニーズに合わせてカスタマイズされた就労に必要な教育を受ける。また、本クラスでは大学在学中に来日し、麺食でのインターンシップを予定しており、より企業との親和性が高い状態での入社が期待されている。