2020年01月29日 14:23

かんき出版は、「科学的に正しいずるい資料作成術(越川慎司/著)」を、2020年2月5日より発売する。
本書は、単にPowerPoint資料の作り方を紹介するのではなく、あくまでも「相手を動かすこと」を目標と設定し、そのための正しい手段を紹介したもの。資料を作成することは、「目的」ではなく「手段」のはずであるにもかかわらず、目的を決めずに資料を作成してしまう人は多い。
では、資料作成の目的とは何か。著者は、資料作成の目的は伝えることではなく、思いどおりに相手を動かすことであるという。きれいに資料を作ることではなく、相手を動かすにはどうしたら良いかを考え抜くことが重要。そのため、本書は、こうやればうまくいくだろうという上から目線の教本ではなく、「人を動かすことができた資料」から遡り、再現性のある勝ちパターンをまとめたものとなっている。
1スライド「105文字以内」、使うフォント、フォントサイズや使用する色、矢印の数、さらに「下線」と「赤字」はなるべく使わない、「アニメーション」は避ける、「ツァイガルニク効果」で興味を引きつけるなどは具体的な仕様を紹介している。5万1544枚のパワポ資料を収集・分析したことによって得た成功パターンがおさめられており、それを使って4513人が実証実験を行ったところ、94%の人が成果を残した再現性の高いノウハウが満載。定価1,760円(税込)。