
ONE COMPATH(ワン・コンパス)は、運営するエリアマーケティングサービス「エリアデータマート TORIMAKU」を用い、モスフードサービスが展開するハンバーガーチェーン「モスバーガー」にて広告配信の実証実験を実施した。
「エリアデータマート TORIMAKU」は、気象のエリアごとに常に変化する情報や、人口統計などのジオデモグラフィクスデータといった各種地域環境データを集約し、各企業やDMP事業者、広告事業者に向けて最適なフォーマットとして提供するサービス。
実証実験では、静岡県全域の「モスバーガー」ドライブスルー店舗全16店について、来店率の高いエリアを抽出し、来店率の高いエリアに似た傾向を持つエリアと、それ以外のエリアにターゲティング広告を配信して効果の差を分析した。その結果、ポテンシャルスコアが最も高かったAエリア(推定優良エリア)は、全エリアの平均と比べ来店効率が1.9倍となり、来店コスト単価は43%良化。さらに新規来店客のうち、Aエリアからの新規来店客の割合が51.9%と半数を超え、B~Dエリアと比較して大きな差が出た。
また、国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」においても、TORIMAKUを用いたShufoo!のインストール促進広告の配信を実施。全国の市区町村の中で、ポテンシャルスコアが高かったエリアとそれ以外のエリアの2エリアに分け広告配信したところ、スコアが高かったエリアでは、それ以外のエリアと比較してインストールのコスト(CPI)が35%良化しており、エリアターゲティング広告の効果を実証した。