2020年01月28日 15:17

ミスミグループ本社が提供する3Dデータのみで機械加工品が調達できるサービス「meviy」は、日刊工業新聞社主催の「第62回(2019年)十大新製品賞」にて本賞を受賞した。
ミスミは、ものづくり現場で必要とされる機械部品や工具・消耗品などをグローバル30万社以上に販売。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つ。ユニークな事業モデルとそれを支える事業基盤により「確実短納期」を実現し、製造業の顧客の利便性向上に貢献している。
「十大新製品賞」は、ものづくりの発展や日本の国際競争力強化に役立つ製品を日刊工業新聞社が表彰する、1958年より続く歴史ある賞。第62回目となる今回も、産業・社会の発展に先導的役割を果たす世界最高水準の性能と評価された製品10件を本賞として表彰、贈賞式が1月23日に経団連会館で開かれた。
今回本賞を受賞したミスミの「meviy」は、「3Dデータアップロードで、即時見積もりと加工、最短1日出荷」を実現する、ものづくりのための革新的な部品調達プラットフォーム。3DCADデータから製造工程を自動で生成し、加工・検査を含めた精緻な原価計算アルゴリズムによって5秒で見積もりを算出する。加えて、独自のデジタルマニュファクチュアリングシステムにより最短1日で出荷、これまで通常数週間かかっていた部品調達プロセスの「大幅な短縮」を実現させた。サービス領域は金型部品、試作加工品(Rapid Prototype)、板金部品・切削プレートと展開し、現在も随時素材や加工領域を拡充している。