2020年01月27日 19:05

スマサポがIHI運搬機械と共同開発した、不動産内覧向けIoT鍵ツール「スマサポキーボックス」が、北海道エリアの有力管理会社である常口アトム、ビッグに導入されることが決定した。

「スマサポキーボックス」は、不動産管理会社が賃貸マンション等の部屋の扉に取り付けることにより、物件内覧時の鍵の貸し借りといった手間を省略し、スムーズな物件内覧を提供するツール。ボックス型のデバイスはエントランスドア部分に磁石を利用して取り付け、専用の「スマサポキーアプリ」をインストールしたスマートフォンを利用することでボックスが開錠、中から、物理鍵が取り出せる仕組みとなっている。

集合住宅のエントランスオートロックには、スマサポキーボックスと連携するエントランス用モジュールを取り付けることで開錠に対応。同社では、これらのデバイスを活用したスムーズな内覧と、内覧履歴データの活用を提供するサービスを、総称「スマサポ内覧サービス」とし、展開している。

本サービスを利用するには、「スマサポキーアプリ」が必要だが、「スマホキーアプリ」は、既に全国の賃貸仲介会社4570店舗でダウンロードされている。このたび、札幌市に本社を置くエリア最有力管理会社である2社の導入が決定したことで、既に札幌市内においても200店舗以上の仲介会社が「スマサポキーアプリ」をダウンロード。同社では、札幌エリアを中心とした北海道での成功モデルを構築することで、全国の中でも北海道エリアがモデルとなるような効率的な内覧フローを推進していくとしている。