2020年01月27日 14:51

パーソナルブレーンが運営する新刊ビジネス書情報誌「TOPPOINT(トップポイント)」は、2019年下半期「トップポイント大賞」(第31回)を決定した。
「TOPPOINT」は、毎月数多く出版されるビジネス関連の新刊書の中から、「一読の価値ある本」を厳選し、その概要を紹介する月刊誌。毎月、100冊前後のビジネス関連の新刊書を熟読、その中でも特に「内容が斬新」「アイデアに溢れた」10冊を厳選し、その概要を紹介する。
「トップポイント大賞」とは、「TOPPOINT」が読者アンケートによって半年ごとの「ベストビジネス書」を決定するもの。2004年より前身の「読者が選ぶベストブックアンケート」を開始し、今回で通算31回目の開催となる。
今回大賞に輝いたのは、「ニュータイプの時代」(山口周著/ダイヤモンド社)。本書は、これから起こりうる社会構造の変化を読み解き、新時代に求められる思考・行動様式について述べたものだ。これまで、社会から優秀だと評価されてきたのは、「従順で、論理的で、勤勉で、責任感が強い」人材だった。著者の山口周さんは、こうした「オールドタイプ」は、社会構造の変化によって、その価値を急速に失っていくと指摘する。今後、このオールドタイプに代わり、評価されるようになるのが「ニュータイプ」、すなわち「自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い」人材。本書は、「問題を解くより『発見』して提案する」「未来は予測せずに『構想』する」等々、ニュータイプの思考・行動様式を24項目にわたって紹介している。