2020年01月24日 18:36

損害保険ジャパン日本興亜は、日本のデジタル広告業界の健全化への取り組みを牽引するアドベリフィケーションカンパニーであるMomentum(モメンタム)とアドフラウド保険を共同で開発、2月から提供を開始する。

昨今のインターネット広告取引は、アドテクノロジーという、機械による自動配信にて実施されている。その技術が発展する中で、広告費用を不正にだまし取る行為、広告詐欺(アドフラウド)をする悪意のある第三者が出現し、効果が見込まれない広告出稿のリスクが増加している。

本保険は、広告代理店が広告主に対するアドフラウド指数を保証(アドフラウド指数が当初定めた閾値を超過した場合に一定額を払い戻し)し、その払い戻しにより広告代理店が被る損害を損保ジャパン日本興亜が補償するというもの。ただし、本保険契約を締結した後の広告費用が対象となる。本保険に加入するには、広告代理店がアドフラウドを抑制し継続的にリスクを可視化・分析していく必要があるため、モメンタムのサービス「HYTRA DASHBOARD」を活用することが前提となる。

損保ジャパン日本興亜とモメンタムは、健全なデジタル広告市場形成の一助とすべく、広告代理店が被る可能性のある「払い戻し」のリスクに備える手段として、本保険を開発した。より多くのデジタル広告取引への適用が可能となるよう、本保険の適用条件の拡張などを進め、今後も健全なデジタル広告市場の形成に貢献していく。